ギャラリー街道 × gallery 176 交流展

西川善康写真展「DAVAO 2019」

 

◆会期

9月1日(金)、2日(土)、3日(日)、8日(金)、9日(土)、10日(日)

 ※金・土・日 開催

 ※作家は、9月1日(金)〜3日(日)、8日(金)、9日(土)に在廊予定です。
(在廊予定に変更がある場合は、facebook、twitterでお知らせします。)

 

◆時間

13:00〜19:00 
 

◆展示概要

ギャラリー街道 × gallery 176交流展企画第二弾として、 西川善康写真展「DAVAO 2019」を開催します。
2023年4月にgallery 176で開催した 小松宗光写真展「グラウンド・ダイバー」との交流展となります。
≫ gallery176 展覧会ページ

(企画:ギャラリー街道 小松宗光/gallery 176 西川善康)


◆作品説明

 作者(西川)は、1996〜1999年の三年間、フィリピン南部ミンダナオ島のダバオ(Davao)に、青年海外協力隊員として赴任していました。1999年12月に帰国後、2019年5月に、作者は約20年ぶりにダバオを訪れました。当初、20年という隔たりはとても大きいものと考えていましたが、現地に着いて旧友と話し、当時住んでいた街を歩くと、当時の感覚がよみがえり、自然と街に溶け込むことが出来ました。

 ダバオは、元市長が大統領(ドゥテルテ前大統領)となったこともあり、街に活気があり、至るところで道路の拡張、高層ビルの建設が進められています。市内には大きなショッピングモールがいくつも出来ており、ユニクロなど海外のテナントも多数入っています。ノンエアコンのタクシーも見かけなくなり、エアコン付きのジプニー(乗り合いバス)も走るようになっていました。

 しかし、裏道や郊外、地方に行くと、20年前とほとんど変わっておらず、現実は、貧困層〜一般の人の生活はほとんど変わらず、富裕層がさらに豊かになり、またその数が若干増えただけなのかも知れません。

 ダバオでは、20年前にフィルムカメラで使っていた標準レンズを、デジタルカメラに取り付けて撮影しています。完全に20年前と同じ感覚で撮影することは出来ませんが、20年前と同じ眼差しで、街の風景、人々を撮影しています。

*会場では、約20年前に現地で撮影した写真も数点展示予定です。

ダバオ(Davao City, Philippines)

 ダバオはフィリピン第3の都市で、ドゥテルテ前大統領(任期 2016〜2022年)が長期に渡って市長を務めていた街です。赴任当時もドゥテルテ前大統領が市長を努め、夜回りをしていせいか、とても治安が良い街でした。戦前・戦時中はマニラ麻(船のロープなどに使用)の生産で多くの日本人が住んでいた街でもあり、日本人墓地や日本人街の名残もあり、多くの日系人が生活しています。

 また、ダバオは、台風の発生する場所より南に位置しており、雨季が無く、日中は暑くてもほぼ毎日夕方にスコールがあり、現在の日本の夏よりは快適でした。果物も豊富で、フィリピン産のバナナの多くはダバオ周辺で栽培されており、果物の王様ドリアンの名産地です。

◆展示構成

インクジェットプリント 17×24インチ、約40点(予定)


◆プロフィール

西川 善康(にしかわ よしやす)


【略歴】

大阪府枚方市在住

デザイナー、写真家

1967年 福井県鯖江市生まれ

1990年 千葉大学園芸学部造園学科卒業

1990〜1996年 総合建設コンサルタント、造園設計事務所等にて、公園や屋外空間の計画、設計等を行う

1996〜1999年 青年海外協力隊員としてフィリピンに赴任:ダバオ市のUniversity of Southeastern Philippines にて造園(大学のキャンパス拡張計画)に関する指導を行う

2000〜2001年 インターメディウム研究所(IMI)にて写真、デザインを学ぶ

2000年〜 フリーで主に写真撮影、ビデオ撮影及び編集、web及び印刷物デザイン等を行う

2002〜2005年 写真専門ギャラリー NADARにスタッフとして参加

2010年〜 京都の造園会社の依頼により、日本庭園の写真及び映像撮影を行う

2016年〜 写真専門ギャラリー gallery 176(大阪府豊中市)に運営メンバーとして参加

2019年〜 京都芸術大学(旧 京都造形芸術大学)非常勤講師

【個展】

2017年 個展「こどもかるた」gallery 176(大阪)

2018年 個展「DAVAO 1996-1999」gallery 176(大阪)

2019年 個展「DAVAO 2019」gallery 176(大阪)

2020年 個展「garden」gallery 176(大阪)

2021年 個展「マチハニワ」gallery 176(大阪)

2021年 個展「prototypes」gallery 176(大阪)

2022年 個展「マチノニワ」gallery 176(大阪)

2023年 個展「こどもかるた remix」gallery 176(大阪)


【主なグループ展】

2019年 友長勇介・西川善康 写真展「時代の対角線」新潟絵屋(新潟県新潟市)

2019年 台北交流展 gallery 176 写真家6人|それぞれの視点、それぞれの世界「in the garden」1839當代藝廊(台北市、台湾)

2019年 TAIWAN PHOTO 2019「in the garden」新光三越(台北市、台湾)

2020年 よしとみフォトフェスティバル 2020「南の人々−ダバオと高雄」吉富ノ庄(京都府南丹市)

2022年 写真展「服部天神」gallery 176(大阪)

2022年 友長勇介・西川善康写真展「input x output」gallery 176(大阪)

2023年 高雄交流展 三つの視点|北から南へ「garden/マチハニワ」On The Road 影像空間(高雄市、台湾)

2023年 台北交流展 写真家5人|それぞれの視点、それぞれの世界「マチハニワ」1839當代藝廊(台北市、台湾)


webサイト:
https://mitikusa.net/
Facebook:
https://www.facebook.com/mitikusa.net

Instagram:https://www.instagram.com/mitikusa_net/

ギャラリー街道 東京都中野区中野5-14-5  ハウスポートB1 〒164-0001 

 東京・中野駅北口から徒歩5分の地下スペースにギャラリーと小さなブックショップを併設。

原則土曜日・日曜日のみ、13時~19時までオープンです。最新情報はTwitterやFacebookをご覧ください。