ギャラリー街道×GRAF Publishers企画
本山周平写真展「月光- GEKKO-」
◆会期
9月7日(土)、8日(日)、14日(土)、15日(日)、16日(月)
※土日祝のみオープン
◆時間
13:00~19:00
◆企画
ギャラリー街道 本庄佑真
初めて本山周平さんの写真をみたのは、2005年7月の、神奈川県みなとみらいで開催された『借りた場所、借りた時間 photographers’ gallery 横浜展』でした。黒く小さな写真が白い壁に並んでいたのを覚えています。その後、本山さんから『SM
TABLOID』をゲットし、写真や文章に驚嘆し、何度も見返したのを思い出します。
自分も写真を通して活動するなかで、2007年からの南阿佐ヶ谷でのギャラリー街道や、その後の2012年に本山さん代表のGRAFpublishersの結成や展示など、いろいろなイベントに参加し、本山さんの写真や日々にふれてきました。そんな中で、写真家としての姿や姿勢には、いつも励まされてきました。今回の展示は、『SM
TABLOID』の頃の未発表の写真から、近年までの写真で構成されます。とても楽しみな展示になりそうです。ぜひ、皆さまにもご覧頂けると幸いです。
◆展示概要
シルバーゼラチンプリント約40点を展示。
本山デビュー作である『SM TABLOID』シリーズの収録の写真に加えて未発表写真も多数展示される。『日本』シリーズの精緻な日中の風景とは一味違い、本展は夜に生きる人々が写し出されている。本山初期のポップでアグレッシブな写真の数々が見られる展示となる。
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1997年、写真学校に入学した。
絵を描くことに疲れ果ててしまっていたのかカメラがとても身体に馴染んだ。
昼夜問わず闇雲に身近にいる人々や街並みへとレンズを向けた。
とある日、どうしても必要となった一カットをコンタクトシートのなかから探していた。その作業のなかでまだ全くプリントしてない写真がたくさんあることに気がついた。
闇雲に写していたあの頃の写真は、単なる僕の日記としての写真に留まるだけではなく、当時のザラザラとした空気をまとった時代の姿として僕の眼の前に再び立ち現れた。
本山周平
本山周平プロフィール
GRAF
Publishers